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Uni-ya

~うに家~Drop at our house if you happen to come this way.

創作

母の日

「気丈」という言葉を覚えたのが、いつだったか、どんな状況だったか覚えてないけど、 「母のことだ」 そう思ったのははっきり覚えている。 教師をしながら私と弟を育ててくれた母 「ひとに頼るな。自分に頼れ」が口癖だった母 音楽が好きで、お喋りで、落語…

CONTROL

私は自分の感情を完全にコントロールできる シングルマザーに育てられ、日ごろから 「ひとに頼るな。自分に頼れ」 「自分で生きていく力をつけろ」 「男はアテにならない」 言葉で、態度で、そう教えられてきた。 幸運なことに、何ら特別な努力をしなくても…

ほくろ

// シャワーを浴びていたら、胸元のほくろに気がついた こんなところにほくろなんてあったかな ぼんやり考えながら、ゆっくりと泡でなでる 次の日 なんだか昨日より色が濃くなった気がするほくろを またゆっくり泡でなでる もっちりした泡が心地良い また次…

ワタシの中にいる、わたし~最高の相棒へ

// 私は醜い 私は汚れている どれだけ洗っても手の汚れが落ちない 爪の間にこびりついた泥が どうしても落ちない これじゃダメだ これじゃあのヒトにつりあわない こんなんじゃあのヒトの側にいることは許されない もっときれいにならなくては もっと清くな…

さいごの涙

// // 最期のその時の一瞬前、私は泣くだろう 人生で流しきれなかった涙を からだに残っている苦い水を出しきるために泣くだろう 7歳の夏 花瓶を割ったのは、私じゃなかった。 19歳の秋 初めての裏切り、初めての本物の恋。 45歳の冬 白い煙になったあ…

まつげ

// まつ毛をどうするか、は女子にとって、かなり重要な案件だ。 目を大きく見せるために、濃いまつ毛にしたいし 目をきらきら見せるために、艶のあるまつ毛にしたいし 目に憂いを持たせたいから、長いまつ毛にしたい そんなあれこれを考えながら、日々、マス…

ありがたい ~ いつか土にかえる日

// 「ありがたいねぇ」 曾祖母はよくそう言っては、目を細めていた。 あれは、何歳のときだったんだろうか、 ある日、ばぁちゃんのいいつけで、もやしのひげを取る手伝いをしていたとき 「ウニちゃんも手伝ってくれるの。ありがたいねぇ」 そう言ったひいば…

Blue Moon ~ 二度目の満月

// 7月31日(金)今日は満月です。 前回の満月は7月2日、同じ月に満月が2回。そういう満月をブルームーンというそうです。 LUMIX DMC-GM1で撮影 買ったばかりのニューバランスに足をいれる ランニングは疲れるし ジムは飽きてくる スニーカーは、町を…

許可局

// 「はい。こちら許可局です」 思いきって電話してみたら、あっさりワンコールで繋がってしまって、心臓がはねあがった。 次の一言の用意ができていない。 「もしもし。許可局です」 機械に聞こえるくらいキビキビとした高音の女性の声がたずねてくる。 「…

オソレルナ

// 【恐れる】 1 危険を感じて不安になる。恐怖心を抱く。2 よくないことが起こるのではないかと心配する。危ぶむ。 いったい何を恐れているのだ 恐れるな 前に進め 大丈夫 あなたは大丈夫 一人じゃないから 私が見ているから いつもあなたのことを 見てい…

モッタイナイお化け

// もったいないお化けから電話がきた 「もしもし」 「あ、僕です」 「あ、もったいないお化け?久しぶり。最近どう?」 「んー、それなんですけどね、もうね、僕本当にもったいないと思って、もう悲しいやら悔しいやらで最近寝られないんです」 「でたね、"…

大きなクッキー

// あの人は言った 「人生は大きなクッキーだと思う」 おぎゃぁ、と生まれてきたときに その人に合わせた大きさのクッキーを神さまが与えてくれる おっきな、大っきなクッキーだ みんなその大きなクッキーの上に乗って生活を始める しっかりと固くて、でも、…

句読点だって

// 句読点、単なる(、)テン と (。)マル それすらも愛おしい あの人が書いたから 「ここに テン を入れよう」と、あの人が考えたから 「読みやすいように」と、たぶん無意識だろうけど その瞬間に考えてくれたから 受け取る私のことを 一瞬でも考えてく…

Alt + Del

// あ、まただ、 カタカタカタカタ.... アイタイアイタイアイタイアイタイアイタイアイタイアイタイアイタイアイタ カタカタカタカタ.... ツライツライツライツライツライツライツライツライツライツライツライツラ カタカタカタカタ.... コエガキキタイコエ…