7月31日(金)今日は満月です。
前回の満月は7月2日、同じ月に満月が2回。そういう満月をブルームーンというそうです。
買ったばかりのニューバランスに足をいれる
ランニングは疲れるし
ジムは飽きてくる
スニーカーは、町をたくさん歩くためだけに買う
今までは見た目だけで決めていたけれど、今回は履き心地優先で決めた
何回も試し履きをして、一番足にしっくりくるのに決めた
「お客様は一般的な日本人女性より踵が少し細いですね」
足の幅と、長さと、それ以外にも合わせるべきサイズがあるのだと初めて知った
世の中には私の知らないことがいっぱいある
自分の足のことですら知らなかったとは驚きだ
私の踵に合わせて買ったスニーカーは「ピッタリ」という言葉以外で形容できないくらいピッタリだった
あまりにピッタリで私の足と靴との境い目が、あいまいなくらいだった
たぶん、1時と2時のあいだ
ふと夜中に目が覚めてしまって、なんだか外に出たいな、出るべきだな、という気がして
スニーカーの靴紐をしっかり結んで、外に出た
日中の暑かった空気が少しだけ残っている
夏の夜特有の風が、少し私にまとわりついてから、通りぬけていく
色っぽい風だったな、と思う
蛍光オレンジ色した私の足が、ひたひたとアスファルトの上を歩く
あれ?なんだか足が光を反射してる気がする、と思って、目をあげたら
満月だった
さっきからやけに明るいな、と思ってたら
まんまるに膨らんだ月が
しゃらしゃらと光を放っている
蛍光オレンジの靴
黄金色に光るまるい月
色っぽい風
『完璧な夜だ』
そう、思った
『完璧な流れだ』
そうなっていることに気づいた
『完璧な一日になる』
予感じゃなく、そうなるって知っている
もしかすると
私の足とスニーカーのように
こちらとあちらの境い目のない
そんな相棒に会えそうな気も、する
根拠は全然ないんだけど
満月の夜は不思議
今夜はブルームーン
一つの月にやってきた二度目の満月
Blue Moon now I'm no longer alone ブルームーン私はもう一人ぼっちじゃない
Without a dream in my heart やってみたいことがいっぱいあるし
Without a love of my own 私に注がれている愛もちゃんと感じてる
キホン、満月は一月に一回。
え?同じ月に満月がもう一回くるの?なんじゃ、そりゃ?!と、いうことで、英語の熟語 "once in a blue moon"は、「めったにない」という意味だそうです。
そこから派生したのかどうなのか "Blue moon" には「かなわぬ恋」という意味もあるのだとか。
幸せいっぱいの二人が旅行すること、という意味のHoneymoon(ハネムーン)とは大きな違いですよね。
月は月なのにね。
でも、新しい言葉になっちゃうくらい、それくらい、月はみんなに愛されてるってことなのかな。
地球に一番近いお隣さん
いつもそばにいてくれる友人
太陽のように強烈な個性はないけど、
一緒にいても疲れない、ホッとする存在
たまに不機嫌に暗くなって
たまにご機嫌で明るくなって
キホン、 穏やかで、静か
そういうものに私はなりたい
のかもしれない
ステキな夏の週末を
では