GM-1で撮影
8月14日(金)快晴
お墓参りに行ってきた。
父が死ぬ前は、お墓参りなんてしたことなかったけれど、死んでからは、まいとしの恒例行事になった。
そしたら
お墓参りって多くの人たちにとって楽しい行事なんじゃないかな、
って思うようになった。
お爺ちゃん、お婆ちゃん、お父さん、お母さん、従兄弟、子ども、孫、お姉ちゃん、お兄ちゃん、義理の妹、夫の兄弟、甥っ子、姪っ子、小さい面積に大勢の親戚がごちゃごちゃわやわやと入り混じって、お水をかけたり、お線香をたいたり、お花をあげたり、
ちびっ子が大きなペットボトルをよっこいしょと持ってお水をかける
お婆ちゃんが、「あら、ありがとう」とにっこりする
ちびっ子の頭をお腹の大きな女性がなでる
高校生っぽい女の子がミニスカートの裾を気にする
がやがやわいわい
笑い声が響く
「はい、ちゃんと手を合わせてね」
「お菓子は持って帰らなくちゃダメよ」
あぁ、いいなぁ、死んだ人はお墓の中でにっこりしてるだろうなぁ、
お墓の中にはいないらしいけどね
そう思っちゃう
そんな中、今年も母はお墓に向かって涙する
長い時間、父に何事かつぶやいてから、
冷たいお茶をごくごく飲んで、
お墓に向かって
「じゃぁね、さようならだね」
と言って手をふる
夫婦っていいなぁ、と思った夏の日でした
では