ゆく川の流れは絶えずして
しかももとの水にあらず。
それどころか、蒸発して空の上にあがってっちゃったと思ったら
寄り集まって雲にもなっちゃうし
あぁ、雲になったか、よしよし、とホッとしていたら
そこからまた雨や雪となって地上に戻ってくる!
全てのものは、人間を含め、目に見えるものも、見えないものも、
変化しつづけている、のですよね。
いわゆる諸行無常ってやつです。
それに、一昨日、はたと気づかされて、ものすごく悲しくなりました。あやうく涙が出そうなくらい、切な!って気分になりました。
永遠に変わらないものなんてないのです。
全てのものは、今ある状態ではなくなってしまうのです。
私という存在が何らかの影響を、誰かに、何かに与えたとしても、それは一瞬のもので、結局は何の意味もないのではないか、だったら山奥でひっそりと一人で生きていっても同じではないのか?いや、なんだったら今すぐこの世界からいなくなっても同じではないのか?
そういう、青くさい命題がドーンと降ってきて、この二日間、悶々と考えておりました。
そうした中、昨夜、一人、家で黙々とゆで卵を食べていたら、ふと、ピコサイズの悟りがおりてきました。
【諸行無常】
〘仏〙 仏教の基本的教義である三法印の一。この世の中のあらゆるものは変化・生滅してとどまらないこと。この世のすべてがはかないこと。
【色即是空】
〘仏〙 〔般若心経〕 この世にあるすべてのもの(色)は,因と縁によって存在しているだけで,固有の本質をもっていない(空)という,仏教の基本的な教義。
この世界、
諸行無常で色即是空であるからして、
すべてのことはなるようになるのであるからして
私が斟酌する、できることではないのであるからして
言ってみれば結果はどうでもよいのであるからして
私は何をしてもしなくてもよいのであるからして
それならば、
だからこそ、
愛のある行動をとろう
言い換えれば『私個人が、この世界の何かの結果に大きく影響をおよぼすことなんて無いのだから、思いきって、自分のやりたいように、好きなことをすればいいんだよ』ってことになります。
そして一夜明けて今朝、なんか昨日とちょっと気分が変わり、
全てのものはエネルギーからできている
目に見えない言葉にも想いにも熱量がある
それなら愛のある想いで、愛のある言葉を吐こう
無から有がでることはありえない
私の中には誰かからもらった愛があり
それを私は次の人に渡していこう
つまるところはやっぱり例の、『愛』ってやつみたいなのです。
この愛は性的な愛ではもちろんなくて、そして、母の愛とかそういうものともちょっと違う。もっと普遍的なもののように思います。
水が川となり雲となっても結局は水となって帰ってくるように、変化し続けるこの世界で、愛は愛としてどこにでも常に存在し続けてるのではないかと思うのです。
で、それを廻していったほうが、ほっこりと気持ちが良いよなぁ、と。
使い古された言葉だけど、やっぱり行き着くところはコレなのだなぁ、と、今、しみじみ思っています。
結婚おめでとう。
今日という日が愛と祝福に満ちあふれた素晴らしいものになりますように。
あなたと出会えたことに感謝しています。
あなたが示してくれた大きな愛に感謝しています。
幸せと喜びに満ち満ちた道を、二人で歩き始めたあなた。
今日のあなたは、明日の私です。
あなたとあなたの大切な人に幸多からんことを。
結婚おめでとう。心からお祝いしています。
私にも幸福がおとずれるように、どうか祈ってください。
夏が「それじゃ、そろそろ」と腰をあげ始めましたね。ステキな土曜日をお過ごしください
では