“Look, much as you like, but you're just not going to be able to take Spain's golden sun back with you.”
『どんなに探して、見てもいいよ!でもスペインのゴールドサン(太陽)は持って帰られないからね!』
いつものように、愛してやまないLang8を巡回中に見つけた一言。
東京在住のスペイン人が書いた言葉です。
旅する、ってこういう事だよなぁ、とほっこり思いました。
どんなにその地を満喫したとしても、でも、本当に本当のその土地ならではのモノ、は決して持って帰れません。
スペインでいえば、輝く太陽、なんですね。
私の住んでいる北海道でいえば、なんだろう?ひんやりとした乾いた空気、とか、かな?
私は飛行機に乗るたびに、飛行機の機内から出る瞬間、扉をくぐって出る瞬間がワクワクします。
その瞬間に、その土地の空気がいっせいに私を包みこんで、あ!ここは違う土地だ!という感覚に一瞬でなれるからです。
DMC-GM1
北海道人が「これくらいかな」と予想していた暑さを、「いやいや南国ナメてんの?自分?いっても亜熱帯だから」と軽くあざ笑われるくらいの猛暑でした。
南の方に行くたびに、空気が「みっちりしてて、濃いな」と感じます。たぶん、湿度が高いと「濃い」と感じるんだと思います。
海に入って、貝を拾って、いっぱい汗をかいて、北海道に戻ってきたら、例のひんやりとしてすかすかした密度の低い空気が私を包み込みました。
その空気のそっけさなにホッとする自分もいるし、あのみっちりとしつこくからみついてきた空気が恋しくもあり。
拾ってきた貝をどうしようかと、しばしテーブルの上に放置しておいたのだけど、今朝、ブランケットの上に置いてみたら、ことのほかしっくりきました。
北海道はそろそろ冬が始まります。
スペインは今日も太陽が輝いているのかな。
では