大学の同級生のウニ子からLINEがはいる
『知ってた?!ウニ林ったら最近見ないと思ってたら一ヶ月前から入院してたんだって!』
『ぇええ!!!どうして?病気?』
同じく同級生のウニ林は学生の頃、いつも一緒に遊んだ仲間だ。子どもができてからすっかり落ち着いて、最近はあまり会ってないが、親しい友人の一人だ。
友人、知人が入院した。
そろそろお見舞いに行こうか、ってトキに、ナニを持って行ったらいいか、悩んだことはありませんか?
入院したばかりのときはお見舞いを控えていたけれど、そろそろ顔をだそうかな、そんなとき、手ぶらでいいのか、何か持って行ったほうがいいのか、自分も家族も入院経験がない方は迷っちゃいますよね。
私の母はつい最近まで約3ヶ月間入院してました。
その間の経験を踏まえて、私なりの「お見舞いの品はこんなんが良いと思うよ」を書いてみたいと思います。
この記事の前提として、入院患者が
『スキーで足を折った大学生』もしくは『自然分娩で安産の若い女性』のような、内臓方面は健康そのものの入院を除きます。
まずは
【お見舞いは来てくれるだけで嬉しい=手ぶらで全然構わない】
これを押さえておいてください。
病状がまだ全然回復してなくて話す元気がない、今の状態を誰にも見られたくない、そもそも面会に制限がある、そういった場合を除いたら、入院患者は基本的にヒマしています。
熱が続いていても、少々体のどこかが痛くても、入院が長引いてくると誰かと話したくてウズウズしてくるものです。
なんだったら病状のしんどさを延々喋って憂さを晴らしたい、同情されたい、くらいの気持ちでいるかもしれません。
自分のことを気にかけてくれる人がいる
わざわざ病院に足を運んでくれる人がいる
それだけで嬉しいのです。来てくれることが最大の手土産なのです。手ぶらで構いません。
ただ、場所は病院です。安静にして心身の治癒力を促進し回復をはかるのが目的の場所です。患者さんの話を聞くことに徹し、長居せず、サクっと帰りましょう。
とはいえ、やはり何か持っていかないと大人としてちょっと、、、って、考えちゃいますよね。
ここからは何か持参するとして、で書いていきます。
【やめた方がいいもの】
・生花
花束を持参しようとする人がいるとは思えませんが、念のために書いておきます。
個人病院はわかりませんが、ある程度の大きさの病院なら病室に生花を持ちこむのは衛生上、禁止のはずです。
ナースステーションで没収、処分されてしまう可能性が大きいです。やめておきましょう。
入院患者さんが花が大好きな方なら、生花のかわりに、花の写真がふんだんに載っている雑誌、写真集(厚くないもの)、ポストカードなどはいかがでしょうか?
私は、花大好き、庭仕事大好き、の母にこれを持っていきました
・甘い生菓子(和生菓子とかケーキ)
病状で食べ物が制限されている場合があります。が、厳しい制限がなくても甘い生菓子はやめた方がいいと私は思います。
まず、そもそもの話として、こってりクリームを多用した甘いものは体に毒です。元気なときならいざしらず、治癒力フル稼働中の体に毒を注入する必要はないでしょう。
さらに、自分が風邪をひいて熱があるときのことを想像してもらえれば分かると思いますが、チョコレートケーキなんて食べたくないですよね?
プリンなら、とも思いますが、最近のプリンはコッテリ濃厚なのであまりオススメできません。
これが、「生」でなければ、家族に持って帰ってもらってもよし、同室のもっと元気な患者さんにあげてもよし、ですが、「生」だとどうしようもありません。
どんなに入院患者さんが普段はケーキ大好き(ハート)な人だったとしても、だったらなおさら、お見舞いとしては持って行かないほうがいいと思います。
ちなみに
母の隣のベッドにいた患者(骨折)はたぶん、↑この「スイーツLOVE」タイプと見え、見舞客がこぞって甘いモノを持ってきて、彼女は辟易してました。
・冷蔵庫保管しなくてはならない食品
これは悩ましいです。世の中の"一般的"な病院はどうかわかりませんが、うちの母が最初に入院した病院はベッド脇に冷蔵庫がありませんでした。
病院によっては冷蔵庫が有料のところもあります。どうせ三食入院食が出るんだから有料なら契約しない、そう考える患者さんもいそうですよね。
冷蔵庫は絶対ある、というものではない、ということも頭に入れておいたほうが良さそうです。
とりあえず前編でした。
では~
後編はコチラ(オススメ編)