Uni-ya

~うに家~Drop at our house if you happen to come this way.

『クローゼットの引き算』を読んだ

 
ミニマリストに憧れを抱く私、しかし、現実的にはあれもこれも欲しいモノがいっぱいある私。
 
金子由紀子さんの『クローゼットの引き算』という本を読んでみました。

 

クローゼットの引き算

クローゼットの引き算

 

 

白いシャツが一枚かかっただけの、潔く、すっきりとしたクローゼット。

しびれます。

 

表紙を一見するとミニマリスト的な「徹底的な引き算」の本のようですが、実際はそうではなく、現実的に「普通の人」でもできる服の"引き算"、そして、なんと"足し算"の本でした。

 

この本は

我々普通の人は、ミニマルな暮らし、ではなく、シンプルな暮らし、を目指しましょうよ。それが現実的じゃないですか、

と語りかけます。

 

人は「着ていく服がない」とよく言います。

それは「服を持っていない」のではなく、出かけるその場に「ふさわしいと自分が思う服を持っていない」だけなのだ、というしごくアタリマエのことが淡々と語られています。

「不要だと思う服は全部整理し、今、必要な服を揃える」

誰でも頭では分かっていることだけど、でも実行できていない。

その問題点と解決法を理詰めで語り、服を整理するための道筋をつけてくれる、これは理系の本です。

こんまりさんの直観、感情ベースの「ときめき」を使った整理方法とは、ちょっと、というか逆方向からの攻め方だな~と感じました。

 
 
この本で一番印象に残ったのは、自分のクローゼットの中から
『最後に1着だけ残すとしたら、どれを選ぶか?』
を見極める、というところ。
『着心地がよくて、着ていると気分がよく、素敵に見えて、ベストの自分を表現できていると感じる服はどれなのか?』
 
 
"着心地がよい"っていうと、それはつきつめてくとパジャマとかジャージになっちゃうわけで、でも、そこに"素敵に見える"ことが加わると、ぐぐっと舵がオシャレ系にきられます。
 
"ベストの自分を表現する服"
 
 
去年の私、今年の私、来年の私、私は常に変化している
今、の「私」にあった、
かっこつけてない、肩の力が抜けた、
私らしい服、
 
それを見つけたい方に、オススメします。 
 
 
 
 
 
ではッ☆