Uni-ya

~うに家~Drop at our house if you happen to come this way.

人と会って話す~どこまで大きく未完成で終わるか

 

以前、コチラで書いたSNS友のオーストラリア人に会ってきた。

 

uni-ya.hatenablog.com

 

『文章でキャラを偽ることはできない、どうしたってその人が出る』と考えている私、彼女はきっと面白い人なんだろうなと思ってはいたけど、予想をはるかに上回る楽しい人だった。

会った瞬間から、喋って喋って(日本語で)、笑って笑って、とてもステキな時間を過ごせた。

「きっと楽しいことになる」と思った最初の直感は間違ってなかった。

 

私は本来、人見知りで、どちらかというと人嫌いな方だ。

大勢での集まりは苦手だし、あまり親しくない人と長時間一緒にいると疲れてくる。

でも、

人と会うのは楽しい。

メールは気軽でいいけど、やっぱり実際に会って、目を見て話して、返答につまったり、どうやって気持ちを表そうか考えたり、ちょっと気詰まりだったり、意外な一面を見つけたり、ぎこちなくなったり、そういうもろもろを誰かと共有するのはとても貴重な素敵な時間だ。

 

ちょっと不思議な矛盾だけれど、誰かとの時間をステキなものにするためには、自分に正直にならないといけない。

実は、彼女と会った初日は、ホテルに戻る頃には疲れ果てていた。

なにせ人見知りだしね。

でも、疲れた、、、と感じた一番の理由は、自分の思ってることをうまく言えなくて、気を使い過ぎて自分を殺してしまっていたから。

だから、

とにかくまんまの自分を出そう、

正直な気持ちを言おう、

気を使うのをできるかぎりやめよう、

と決めて、次の日は会った。

そうしたら、やっぱり楽だった。楽しくなりたかったら『自分でいる』こと、それしかないな、とあらためて思った。

 

 

二日間、彼女と楽しい時間を過ごした次の日は、一人で美術館に行ってきた。

それはそれで充実した時間だったけど、ほんのちょっと、寂しかった。

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開催中の展覧会 - 山種美術館

思わず書き留めた、画家の言葉

私の仕事も、やっと少しわかりかけてきたかと思ったら、八十路を越してしまった。~~~私はこれから死ぬまで、初心を忘れず、拙くとも生きた絵が描きたい。むずかしいことではあるが、それが念願であり、生きがいだと思っている。芸術に完成はあり得ない。要はどこまで大きく未完成で終わるかである。』

 

 

完成はありえない

要は

どこまで大きく未完成で終わるか

 

 

私はホントに、ありきたりの平凡などこいでもいるちっさい人間だ

だから

私の概念の外側を生きる、いろんなオモシロイこと、ひとに、少しでも多く会いたい

自分の世界を1ミリづつでも広げていきたい

 

人見知りなんだけどね

 

そう願っている。 

 

 

 

ではッ☆