Uni-ya

~うに家~Drop at our house if you happen to come this way.

自慢

じ‐まん【自慢】

[名](スル)自分で、自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ること。「自慢ののど」「成績を自慢する」
[派生]じまんげ[形動]
デジタル大辞泉より
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私は最近、「学生の頃、成績が良かったんです」と人に言えるようになった。
私は「自慢するのは良くないことだ」というコミュニティの中で育ったので、そういう自分を誉めそやすことはしちゃいけない、と思って生きてきた。
が、
最近、あれ?これっておかしいのかも?と思うようになった。
私は単に「学校のテストで良い点をとれた」に過ぎない。
ヒトサマのお役にたったわけでもないし、それによって世の中に何か影響を与えたわけでもない。
ただちょっと短期の記憶に優れていて、重要ポイントを見抜く技に長けていたに過ぎない。それはテストのために、自分のために、だけ、の話。
しかも、じゃぁテストの点数が良かったから、今、仕事でなり、生活でなり、何かに活かしてる?っていうと、何もない。ナッシング。
これ、
「小学生のときに体育の時間に左手の小指を折りました」
とか
「中学生の頃はテニス部に入ってました」
というのと何ら変わりない、過去の出来事の一つに過ぎない。
自分で心底そう思えるから、平気で、言えるようになった。

 

 

思うに、「自慢は悪」としてる人は、それを聞いて不快になるから、でしょう?
過去のエピソードの一つとして話を聞いてるだけじゃぁ不快になることは少ない、よね?
だとすると、
1.話してる人が聞いてる人を下に見てる感をかもし出してる
2.聞いてる人が自慢ネタに関するコンプレックスを持ってる
ということなんじゃないかな、きっと。

 

この二つをスルリかわすことが出来るんなら、私は、みんな、どんどんじゃんじゃん自慢をしたらいいと思う。
自慢、っていうか、ポジティブなエピソードの披露ね。
きっと楽しいと思う。

 

 

私、短大のとき、同時に5人に告白されたんだよね(えへ)
えー5人?私は、先月、同僚2人に告白されたけどね(どうだ)
ふぅん、みんなモテていいね。私は昇進しただけ(できる女でしょ)

 

私はグチを言うのも聞くのも好きじゃない。
それなら自慢話の方を聞きたい。

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昨日、友人がこの春から働いている小さなイタリアンレストランに行った。

そこのシェフは某有名大学法学部出身だそうで、その話を聞いたとき、驚いて思わず

「頭いいんですね!」と言った私に、シェフはふふんとズルそうな顔をして、笑った。

 

そうそう、そうだよね。

今は「味」という感覚の世界で勝負する彼は、そこに重きを置いてないから、そこの部分を面白がれる。

 

ではッ☆