読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Uni-ya

~うに家~Drop at our house if you happen to come this way.

天使と悪魔

 

今日、うちの会社の24歳の男性、K君がクビになった。

 

私の勤務先には、施工部門があり、K君はそこに工業高校を卒業してすぐ入社、配属になった。

入社後のK君の一番最初の達成しなくてはならないタスクは、"工事をするにあたり必須なある資格をとる"ことだった。

その資格取得にむけて、仕事として試験勉強がスタートした。

その方面の下地がある人ならちゃんと対策してれば大丈夫という試験に同期の男性達が一発合格する中、K君一人だけが、不合格。

まぁ、運もあるしね、次頑張ろうね、と慰める上司や先輩。

しかし、次の試験も不合格。

ん~... 緊張もあったかもね、次こそ、だね。頑張ってくれないとね。

しかし、その次の試験も不合格。

その次の次の次の試験も........

結局、資格を取得するまでに数年かかっていた。

 

みんなあきれ果てていた。

だって必須の資格なのだから。

その資格がなければ、使いっぱしり、しかできない。

いや、そもそもK君は、使いっぱしりすら、満足にできないのだった。明らかに「やる気が」なかった。

 

それでもいつもK君は機嫌が良かった。悪びれることもなく堂々としていた。

ゆったりとした動作で、休憩室でタバコを吸いながらスマホをいじっていた。

K君の後輩がさっさと試験に受かって資格を手にいれ、現場に出ていたのに。

 

私は腹黒いので、どーしよーもないアホだな、極めつけの怠け者だな、ウスノロのアンポンタンで...(以下割愛)などと思いつつ、明らかに私用と分かる用件をニヤニヤしながら携帯で喋るK君を、白~い目で見ていた。

 

そんな自由過ぎるK君

ここのところにきて、無断欠勤が続いた。

先輩、上司が家にまで行ったのに、出てこない。

 

とうとう、The End、クビだ。

 

今日、ようやくK君は会社にでて来た。

私は来たときも帰るときも顔を合わせなかったけど、彼と最後に話した倉庫のオジサンは、「Kのヤツ、ニッコニコしてたわ」と呆れていた。

 

 

上で「白い目で見てた」と書いたが、実は私はK君のことが嫌いじゃない。

 

おじいちゃん、おばあちゃんに育てられたというK君は、人なつっこくて、のんびりしていて、音楽を愛する平和な人だ。

うちの会社には向いてなかった。ただそれだけ。

K君がK君らしさを発揮できる場所が、絶対あるはずだと思う。

 

資格を取らずにブラブラしてたことも、仕事中なのに携帯で喋ってばかりだったことも、無断欠勤も、社用車をコインパーキングに放置して恐ろしい請求がきたことも、世間一般的には「悪」「ダメ社員」

でも、そうじゃぁないんだろうね、たぶん。

 

どっちが本当に本当に正しいのか、なんて誰も判断できない。

(だって昔は地球は動かない、ってのが正しかったんでしょ?)

 

そもそも、そんな一面的な見方、正と悪という二元論、じゃぁくくれない何かがあるんだろうね。

 

正しいも悪いもないのかもしれないね。

 

www.youtube.com

 

家に帰ってきたら、ポストにチラシが入ってた。

SEKAI NO OWARIのライブのチラシだった。ライブのチラシがポストに入ってるなんて初めてだったから軽く驚いた。

私の住んでる町で3DAYSのライブをするみたいだ。3DAYSまでするアーティストはなかなかいない。

それほどお客さんを呼べるってことなんだね。「完売続出のプレミアチケット」って書いてあるし。

でも、ポスティングをしてるという、軽い矛盾?(笑)

 

 

『正義なんかがあるから みんな争うんだよ』って、こんな深い言葉、そうそうないよね。

 

自分が正しいと思うこと、それを人に押しつけること、ホントもう絶対やめよう、と改めて思った日でした。

 

 

では☆